
プロフィール
ばんせい証券は1908年に藤井新七商店として、京都で証券取引をスタート。2006年にばんせい証券株式会社に社名変更し、今年で創業100年になる。近年では法人向けサービスを大幅に強化し、他社にない商品の提供、投資銀行業務、引受業務などを充実させている。
3年後を見据えたネットワーク改善
田村さんは1986年に大手証券会社に入社し、汎用機の運用業務を担当していました。その後、本社に戻り、先物のトレーディングや株のディーラーを7年間経験。証券会社を退職後、IT企業のコンサルティングを経て、大手コンピュータメーカーに入社しました。
「金融のコンサルティングをやってみたいと思いまして入社しました。その後、勤めていた会社が合併しまして、金融のプリセールスエンジニアとして働くように。地方銀行や大手社を中心に業務ソリューションの提案をしていました。その他、セキュリティや内部統制のソリューションも提案していました。」
プリセールスエンジニアとして活躍するうち、それだけでは物足りなくなったのだとか。
「数多くのお客様を見てきたのですが、そのうちに、やっぱり自分でモノを作りたいと想うようになったのです。これまで培った経験を活かす場はないかと考えた時、もう一度、証券会社に戻って自分で何かを作ろうと思ったことがばんせい証券に入社したきっかけになりました。」
ばんせい証券ではシステム全般を任されています。上場に向けて内部統制のとれた情報システムを考えたりセキュリティを強化したり、ITのインフラ基盤整備を行っているのです。
「金融業界のシステムにトラブルは許されないでしょう。お客様に迷惑がかからないようにしなくてはならないのです。そこでまず着手したのは、サーバを金融情報センターの安全基準に則ったデータセンタに移し替えて運用してもらうことで、セキュリティを高めました。そうすることで以前よりも運用コストを下げることもできたのです。また、今の業務だけを考えるのではなく、3年後を見据えたインフラの改善を図っています。」
以前の会社で吸収した業務知識を活かせる仕事につけた、という田村さん。金融機関はITがなくては成り立ちませんが、金融機関に勤めるエンジニアにはどのような知識が必要なのでしょうか。
「弊社は業務知識がないから採用しないということはありません。私はABCというアイディアがあった時に『Aで行きましょう』『Bで行きましょう』と、明確な理由をつけて提案できるような方が欲しいですね。提案ができる人はいいエンジニアになると思っています。待ちの体制ではいけない。積極的に動いてくれる人がいいですね。」
ミドルクラスの方は技術力と管理力が必要になりますから、当然、ITに関する知識はそれなりにあるというのが前提。また、若い方の場合には、何より技術を積極的に吸収するような姿勢が大切です。
「エンジニアが成長するには、いかに最新情報を得るか、というところが一つのポイントですね。若い人にはセミナーには極力参加するようにと指導しています。セミナーに参加して、各社のサイトを見て、新しい技術を吸収するのは鉄則。IT業界は成長が速いので私自身、大手の展示会に参加したりベンダーの知り合いから情報をいただいたりしています。自分自身で調べていく姿勢が必要ですね。」





